ビハーラとは
キリスト教の方ではなくても、”ホスピス”という言葉は御存知の方が多いと思います。 終末期の人に対するケアーとして、イギリスのセント・クリストファ・ホスピスに始まるターミナル・ケア 「ホスピス・ケア」が、近年ヨーロッパ・アメリカに広まり、その影響は当然日本にも及ぶようになりました。 日本はといえば、かつては「悲田院」、「施薬院」などを造り、仏教は医療福祉と密接な関係を保ち続けてきましたが、 江戸幕府の宗教活動の制限や檀家制度等の影響もあり、医療福祉の現場からはどんどん遠のいていくばかりでした。 医療側は宗教者を遠のけ、宗教者側もあえて近づこうとはしませんでした。
しかし、日本のあちこちで「ホスピス・ケア」が叫ばれたり、施設が造られたりする中で、 仏教者側からの動きが見られるようになり、1985年(昭和60年)田宮仁氏が「仏教を中心としたターミナル・ケア (終末期医療)施設」の呼称として「ビハーラ」という言葉を使われたのが始まりです。
「ビハーラ」(Vihara)とは、古代インドのサンスクリット語で、「精舎・僧院・寺院」「心身の安らぎ・くつろぎ・憩い」 (休息の場所)を原義とします。「生・老・病・死」の苦悩については、医療や福祉だけでなく仏教者(仏教徒)も 一緒になり考えていこうという願いがこめられています。
「ビハーラ長良」では下記のようなことをめざしています。
- 元気な内に行う「生・老・病・死」全般についての学習会 余生の過ごし方・看取り・死のシミュレーション
- 諸施設の見学・学習会 最後の場所はどこで迎えたいのか
- 医療・福祉施設の患者さん達との交流 法話・講話と音楽会・ボランティア活動など
- 会員の親睦と広報活動 講和・音楽会など
ビハーラ「どうだんつつじコンサート」
毎年、どうだんつつじの開花と紅葉の時期にコンサートを行っています。
※平成16年以降は紅葉の時期のみ開催
平成12年11月24日 | 尺八演奏 | 竹文化振興協会 |
平成13年 4月23日 | シャンソン | 遠藤伸子 |
平成13年11月28日 | 琴と尺八アンサンブル | 竹文化振興協会 |
平成14年 4月24日 | オカリナ演奏 | 三牧孝至 |
平成14年11月21日 | 朗読 | 高橋和江 |
平成15年 4月25日 | サントゥール演奏 | 宮下節雄 |
平成15年11月20日 | ハープ演奏 | 木村直子 |
平成16年11月22日 | 弦楽トリオ演奏 | 川出さんら三人 |
平成17年11月24日 | 二胡演奏 | 姜 暁艶さんら二人 |
平成18年11月28日 | ギター弾き語り | 栗山真治 |
平成19年11月26日 | リング・トリオ・アンサンブル | 戸本さんら三人 |
平成20年11月19日 | ヴォーチェ・マルガリータ(女声合唱) | 三羽さんら約20名 |
平成21年11月27日 | ハーモニカ | 武山武司・令子 |
平成22年11月22日 | 声楽 | 永田昌彦さんら三人 |
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